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【6.28】藤田恭之先生 北海道大学遺伝子病制御研究所

生命医科学研究所セミナーのご案内

藤田恭之先生 北海道大学遺伝子病制御研究所 教授

日時:2017年6月28日(水)17:30−18:30
場所:東京理科大 生命医科学研究所 2F 大講義室

正常上皮細胞と変異細胞間に生じる細胞競合

藤田先生は、がん発生の過程で癌細胞と周りの正常細胞はお互いの存在を認識できるのか?両者は何か作用を及ぼし合うのか?という観点から研究を展開され、正常上皮ががん細胞に影響を及ぼし、時にはこれを排除してしまうことを発見し、そのメカニズムを解明しておられます。多くのがん研究が、すでにできあがったがん細胞の正常組織を壊していく過程である浸潤や転移に注目してがん細胞の研究をしていた時代ですからとても独創的な領域を開拓し、この細胞間の関係を細胞競合と名付けられました。生体の恒常性の維持を、特に組織構造の秩序の面から考えるとき、上皮と間質の相互作用はよく話題にされますが、恒常性の維持をその本務とする細胞集団、免疫担当細胞ではなく、普通の正常上皮が見張り役をするというのは全く新しい考え方を提供するものです。きわめて独創的な研究に触れ、大いに討論する場になればと思います。

Host:東京理科大学生命医科学研究所
江角浩安 hesumi@rs.tus.ac.jp
20170628