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【8.2】生田 宏一 先生(京都大学 ウィルス)

RIBS Seminar 日 時:8月2日 (水)15:00 –16:00 場 所:生命医科学研究所2階 大講義室 演 者:生田 宏一 先生 (京都大学 ウィルス・再生医科学研究所 免疫制御分野) タイトル:グルココルチコイドによるIL-7レセプター発現と免疫機能の概日制御   要旨 グルココルチコイド(GC)は強い抗炎症作用と免疫抑制作用を持ち、薬剤として広く使われている。しかし、その生理的な機能については不明のことが多い。私達は、日内変動による体内のGC濃度の上昇が、T細胞においてIL-7RaとCXCR4の発現を上昇させ、末梢血から脾臓やパイエル板への再分布を促し、免疫応答能を高めることを明らかにした。したがって、GCは免疫機能を高める、生体防御ホルモンであると考えられる。また、内分泌系が免疫系に大きな影響を与えること、免疫機能が日内変動することも示唆された。 Host:久保允人 (生命医科学研究所) E-mail: masato.kubo@riken.jp   20170802