よく寄せられるご質問と回答を掲載しています。
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- 入学試験の科目と傾向を教えて下さい。
- 修士課程の一般入学試験の試験科目は英語と専門の筆記試験および面接です。研究の国際化に対応するための最低限の英語力をテストすることと、研究を進めるのに必要な生物学の基礎的な知識を試す問題です。専門試験は、生物系出身者にしかこたえられないような問題は出題されませんが、生物学の基礎的な知識をもっていることが将来の研究のため望ましいことです。博士後期課程は外国語および修士論文についての口頭試験を行ないます。
- どんな学生が今までに入学していますか?
- 修士および博士後期課程の学生はこれまでに生物系(薬学、生物工学)のほかに物理系、化学系のバックグランドの学生も入学しました。また、出身大学はさまざまです。異なった背景の学生が集まることは、研究の広がりのために良いことだと思います。
- 生物系の授業をとったことがないのですが、大丈夫でしょうか?
- 入学と同時に集中講義があり、生物系の基礎を学ぶことができます。異分野からの学生の受入を積極的に行なっていますので、サポート体制も万全です。
- 入学前に先輩方に質問するチャンスはありますか?
- 生命医科学研究所でおこなわれる入試説明会の際に、在学中の学生とお話ができます。
- 大学院の講義内容について教えて下さい。
- 修士課程では「生命システム論」と「生命倫理」が必修科目です。「生命システム論」では遺伝子や細胞の基礎のほかに、免疫系や神経系などの複雑な高次機能の共通性、成り立ちや適応について講義します。「生命倫理」ではクローン動物の作製技術の是非や脳死問題などの討議を通して、科学者として必要なモラルを身につけてもらいます。博士課程では、国際レベルでの研究に対応できる充分な実力を養ってもらうため、専門研究を通した指導を中心に行います。
- 研究所にはどんな施設がありますか?
- 代表的なものとしては、動物実験施設、RI実験施設、大型機器室、図書室などが挙げられます。これらの施設は、ひとつの建物の中に設置されているので、行き来が非常に楽です。実験試薬を抱えて靴を履きかえたり、雨の日に傘をさして別棟へ行くなどの必要がありません。さらに、動物施設には専門の管理技術者がいるので、マウスの世話は自分で繁殖するときなど必要最小限で済むようにしています。また、生命医科学研究所には胚操作の専門家がいますから、研究に必要な遺伝子導入マウスや遺伝子改変マウスの作製などが可能です。自動細胞分離分析装置などの大型機器にも専門のオペレーターがいます。また、図書室は24時間いつでも利用できます。コンピューターで文献などの検索も自由にできます。これらの施設を有効利用し時間を節約することで、大学院生活を有意義に過ごして欲しいと思います。
- 自習室や談話室など、自由に使える場所はありますか?
- はい、あります。図書室と談話室が隣り合わせになっています。談話室にはコーヒーサーバーなどが備え付けてあり、自由に使えます。また、静かに集中して勉強をしたいときは、自習室をご利用下さい。
- 恒例行事やイベント、研究以外の活動はどのようなものがありますか?
- 仲間との交流をはかるために、毎年、研究所全体でお花見やバーベキュー・パーティーを行なっています。その他、4大学対抗野球大会などもあります。
- 研究室間で一緒に研究することはありますか?
- 多くの大学において、研究室を越えた横のつながりは弱いものです。このことは、仕方ない面もあるのですが、決して良いこととは思えません。生命医科学研究所では、部門を越えたつながりを通して常に最先端の研究をしていきたいと考えています。例えば、毎週1回、研究所全メンバーが集まり、研究所合同セミナーを行なっています。そうして研究上の秘密主義をなくし、自由な共同研究を育てています。
- 修了後の進路で悩みそう…。
- 進路については、皆さん一番気になるところだと思います。就職先の紹介や推薦はもちろんですが、進学先・留学先の相談などあらゆるかたちでサポートしていきます。